「花神」

「花神」司馬遼太郎 ★★★★★
入手してから読了まで2か月かな?古本屋で1巻2巻を見つけてから、どうしても全部手元に欲しくなり、密林で3巻4巻を買ってしまう。中古本だけど満足。
時流に流されるままの軍略家、大村益次郎。この本で大村はこれと言って何も執着しない人物のように描かれている。ただ新政府軍を欧米並みに整える、それ以外に興味関心が無い。どうあっても政治家にはなり得ない。私生活にも魅力は無い。欲もない。無味乾燥な人生にほんの少し色を差した楠本イネでさえ、大村の生涯が明るく照らすほどの存在ではなかった。大村の人生に光など必要なかった。ただ大村益次郎の存在が無ければ、戊辰戦争で新政府軍の勝利は無かった。大村がいなかったら、明治維新も無かったかもしれない。大村が益次郎がいなかったら、今の日本はどんな日本になっていたのだろう?

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